Raster3Dのインストール -- Vine5  

specファイルからのインストールとソースファイルからのインストールを確認しました。

RPMの作成(Raster3D 3.0) Vine5  

2011-11-18 : 作成

Raster3Dがいつの間にか3.0になっていたので3.0用specファイルを作成しました。
Vine5のgfortranはFortran95なのでビルドできません(Fortran2003が必要みたいです)。そのためIntel Compilerを使います。ここでは11.1を使いました。2.9と同様に公式サイトにRPMバイナリが提供されていますのでそれを使う方が簡単かも。なお、Vine5のgfortranでビルドしたい場合は2.9を使って下さい。
Intel Compilerはあらかじめインストールしておいて下さい。

aptでインストール  

RPMのビルド  

ファイルを配置します。公式サイトからソースRPMパッケージを取得してインストールするのが簡単です。

成功すると~/rpm/RPMS/i386以下にRaster3D-3.0-2vl5.i386.rpmが作成されるのでインストールします。

# rpm -ivh Raster3D-3.0-2vl5.i386.rpm

以上です。

RPMの作成(Raster3D 2.9) Vine5  

2010-03-23 : 作成

Raster3DはSRPMパッケージが提供されていますがMakefileを修正する必要がありましたので結局.specファイルからRPMを作成します。
オリジナルのspecファイルを確認したところ、libjbigというのをリンクしてましたが、意味があるかどうかは不明。念のためそのままにしてありますが、情報があればお寄せ下さい。
動作確認してませんが、公式サイトにRPMバイナリが提供されていますのでそれを使う方が簡単かも。

aptでインストール  

RPMのビルド  

まず、ファイルを配置します。RPM作成ディレクトリを~/rpm以下とします。

/rpm/SPECS/

/rpm/SOURCES

以上のようにファイルを配置したらSPECSディレクトリに移動してビルドします。

% cd /home/foo/rpm/SPECS
% rpm -ba raster3d-2.9-vl.spec

SRPMパッケージが不要の場合はrpm -bb raster3d-2.9-vl.specでOK。
無事にビルドできると/home/foo/rpm/RPMS/i386以下にRaster3D-2.9-1vl5.i386.rpmファイル、/home/foo/rpm/SRPMS以下にRaster3D-2.9-1vl5.src.rpmができます。vl5の部分はディストリビューションによって異なります。

作成したRPMファイルをインストール  

# rpm -ivh Raster3D-2.9-1vl5.i386.rpm

でインストール。実行形式のrenderファイルは/usr/local/binにできるのでパスを通せば使用可能です。

ソースからのインストール  

2010-03-23 : 追加。Thanks to かど氏@みんなのひろば

Makefileにパッチを当てるので以下のファイルを適当な場所に置いて下さい(RPM作成に使ったのと同じ)。

% tar zxvf Raster3D-2.9-1.tar.gz
% cd Raster3D-2.9-1
% patch -p0 < ../Raster3D-2.9.patch
% make linux-gfortran
% make
# make install

これで、/usr/local/bin以下にファイルが作成されます。