構造解析ことはじめ/03 プログラムのインストール
BALBES 1.1.4のインストール
2010/11/26 : BALBES 1.1.4で確認しました
- 2011-05-20 -- BALBES本体のバージョンは1.1.4ですが時期によって含まれているデータベースが異なるみたいです。2011年5月時点では2011-03-01版DBでした
- 2010-11-26 -- CCP4 6.1.13 + BALBES 1.1.4でのインストールを確認しました
私の環境ではCCP4 6.1.2 + BALBES 0.0.1ではPythonのエラーが出て動作しなかったので、新バージョンである1.0.0をインストールします。1.1.4でも同様です。
今後CCP4の新バージョンに同梱されるようなので、必要なくなるかもしれません。なお、インストールはCCP4存在下とスタンドアロンで異なりますが、ここではCCP4存在下でのインストールを行います。
展開とファイルの配置
アーカイブファイルをダウンロードしたらCCP4ディレクトリに展開します。以降の操作はすべてrootで行います。
# source /usr/local/ccp4-6.1.2/setup-scripts/sh/ccp4.setup # source /usr/local/ccp4-6.1.2/setup-scripts/sh/ccp4-others.setup # cd $CCP4/share/balbes <-- BALBESディレクトリへ移動 # tar jxvf BALBES_1.1.4_Linux.tar.bz2 <-- $CCP4/share以下に展開 # mv BALBES BALBES_1.1.4 <-- ディレクトリ名変更 # cp $CCP4/share/BALBES_1.1.4/Package/bin_py/balbes $CBIN/ <-- 上書きするが?と聞かれるのでyes
ファイルの配置は以上です。
セットアップファイルの書き換え
CCP4のセットアップファイルを修正します。
通常は$CCP4_MASTER/setup-scriptsにあります。
- shを使っている場合
- $CCP4_MASTER/setup-scripts/sh/ccp4.setupの最後尾
### BALBES root configuration #if ( test -d $CCP4/share/balbes/BALBES_0.0.1) <-- この辺コメントアウトか削除 #then # export BALBES_ROOT=$CCP4/share/balbes/BALBES_0.0.1 #fi export BALBES_ROOT=$CCP4/share/balbes/BALBES_1.1.4/Package <-- 追加
- cshを使っている場合
- $CCP4_MASTER/setup-scripts/csh/ccp4.setupの最後尾
#BALBES root configuration #if ( -d $CCP4/share/balbes/BALBES_0.0.1) then <-- この辺コメントアウトか削除 # setenv BALBES_ROOT $CCP4/share/balbes/BALBES_0.0.1 #endif setenv BALBES_ROOT $CCP4/share/balbes/BALBES_1.1.4/Package <-- 追加
セットアップ
最後にセットアップスクリプトを流します。
# cd $CCP4/share/balbes/BALBES_1.1.4 # ./setup.py
このとき、PyXmlパッケージがない場合ビルドされてインストールされます。
以上で完了です 。
ログインしなおしてCCP4iを起動すると使用可能です。