情報技術  

プログラミングやシステム構築を行うときにはやっぱりその基礎となる考え方を学んでおく必要があります。ここではそんな技術を解説した本を紹介します。

情報技術  

現代の暗号技術をやさしく解説してあります。プログラミング解説の本をよく出されている結城さんの本で読みやすくわかりやすいです。複雑な暗号化の技術をフローチャートを使って解説してあり、順を追っていけばどんなものかわかります。現代暗号の考え方などの背景も一緒に学ぶことができます。もう少しだけ詳しく数学の解説が欲しい部分もありました。(2007/03/11)

オブジェクト指向  

オブジェクト指向プログラミングとはどんなものか。オブジェクト指向にするとなにがいいのか。ということを一通り説明してくれています。実際のプログラミングについては解説がないのでオブジェクト指向が何なのかわからない人が読み物として読むにはいいと思います。(2006/03/23)

オブジェクト指向は何となくわかったけど実際にどうプログラミングしたらいいかわからないという人向け。私はこの本で初めてオブジェクト指向のプログラミング手順を学びました。OMT記法というちょっと古め(?)の記法らしいのですが、UMLもよくわかっていない私には特に違和感はありませんでした。私は使っていませんが、C++を使う人は実際にはまる落とし穴などのコラムもあって役に立つと思います。(2006/03/26)

デザインパターン初心者でもわかりやすい入門書。アメリカンジョーク的なノリは好みの分かれるところだと思いますが、じっくりと代表的なパターンが解説してあり納得しながら学習できます。例で示されるコードがJavaですが、プログラミング経験があればさほど苦労しなくても理解できると思います。デザインパターン入門としておすすめ。(2006/06/05)

GoFのデザインパターンが一通り解説してあります。23パターンが解説されているので1つのパターンの説明は簡潔ですが、わかりやすく書かれています。前述のHead Firstなどでじっくり学んでからもう一度一通り学ぶと理解が進みそうです(実際私はそういう流れです)。(2006/06/05)

オブジェクト指向モデリング  

UMLでモデリングしたもののその書き方が正しいかをセルフレビューしながら学ぶ本。オブジェクト指向モデリング初心者がつまづきやすいポイントが解説されていて納得できる点も多かったです。もう少し実例があればなおよかったと思いますが(自分が本当のモデリング現場にいないから・・・)、自分が手がけているプロジェクトをこの本を見ながらモデリングすれば理にかなったものができそうな気がします。読み終わった後、モデリングしてみようと思わせられました。(2006/03/23)