各種プログラム使用方法 EPMR

EPMRを使ってみよう  

  1. まず似ているであろうPDB座標を適当なディレクトリに配置する(複数可、拡張子は.ent)
  2. 次に上のスクリプトファイルを作成し実行属性をセット
  3. cell.inpというファイル(ファイル名は任意だが、変えるならスクリプトの方も書き直すこと)に格子定数を書き込む。フォーマットは空白で仕切った6文字列(数字列)
  4. hklファイルを準備。これには指数(h,k,l)及び、Fの絶対値のみ含まれていればよい。フォーマットはスペースで区切られた3整数、及び1浮動小数(Fね)。
  5. 以上が完了したら、このファイルを実行してみよう。後は、EPMRが解をたくさん見つけてきてくれます。
  6. EPMRのオプション、とスクリプトの意味については後日書き込みます。

オプション  

結晶情報 -- cell.inp  

1行テキストに

a b c alpha beta gamma space_group_number

を入力。スペースで区切られていれば大丈夫です。空間群の番号が分からない人は、CCP4環境が設定されていれば

vi $CLIBD/symop.lib

とやれば空間群ライブラリを見ることが出来るのでそこで適当に検索してください。

PDB input file  

注意点

Fobs input file  

観測データのフォーマット。

H K L Fobs

誤差不要。空白で仕切られた(3x整数, 1x浮動小数)であれば問題ないようです。

最低限のコマンドライン  

% epmr example.cel example.pdb example.hkl
  1. 非対称単位に1分子
  2. 10サイクル or 相関係数が0.45以上のものが見つかるまで
  3. Resolution range 15~4Å
  4. 最高の解を"epmr.1.best.pdb"として書き出す

実行例  

% epmr -t0.60 -p500 -n200 -w2 -o foo cell.inp model.pdb P6522.hkl 

この例では、「model.pdbを入力モデルとしてP6522.hkl上にある20-4Åの反射データを使って(ディフォルト)、200解見つけ終わるか相関係数0.60越える解が見つかるまで、解の最適化を500回/解ずつやって、終わったらfooというプレフィックスでPDBファイル書き出す」ということになる。

くにを博士の感想