XOrgでComposition拡張を使う
2010-07-29 : 更新
Xの設定
Fluxboxでウィンドウの透過表示や影付きウィンドウ表示などに対応するためにComposition extensionなるものを導入してみました。
Vine 4.2環境
- Vine 5ではこの設定は不要みたいです。
導入するには/etc/X11/xorg.confに、
Section "Extensions" Option "Composite" "Enable" EndSection
を追加してXを再起動します。
これでCompositionが使えるようになるはずです。Vine 4.2 + GeForce8400GSでは使えました。
xcompmgrのインストール
Compositionを使った表現をするためにはxcompmgrというプログラムが必要になるので、http://www.freedesktop.org/wiki/Software/xappsからダウンロードします。私はxcompmgr-1.1.1を使いました。
インストールは簡単。
aptでのインストール
- libXcomposite-devel
- libXfixes-devel
- libXdamage-devel
- libXrender-devel
- libXext-devel
ビルドとインストール
% tar xcompmgr-1.1.1.tar.gz % cd xcompmgr-1.1.1 % ./configure --prefix /usr/local % make # make install
でOKです。ビルドされたxcompmgrが/usr/local/binにインストールされます。
Fluxboxで使う
他のウィンドウマネージャではわかりませんが、Fluxboxでは以下のように設定します。
xcompmgrの自動起動を追加
FluxboxはCompositionに対応しているので起動スクリプトにxcompmgrを追加します。
$HOME/.fluxbox/startupのexec fluxboxより前に、
/usr/local/bin/xcompmgr -c &
を追加しておきます。
設定
後は起動してから透過度などを変更すればOKです。