RAIDをちょこっと使う  

KNOPPIX 6.0.1でRAIDデバイスを認識させる -- 2009-07-09  

Linuxサーバのバックアップをとる必要があったのですが、RAID1(ミラーリング)なのでKNOPPIXでそのまま起動してもデバイスが認識されません。mdadmを使うことで認識させる手順をメモしておきます。この手順はすでに存在するRAIDデバイスを認識させるもので、新たに構築するための手順ではありませんので注意して下さい。
なお、ここではKNOPPIX 6.0.1のLive CD(USBにインストールしたもの)で行いました。

KNOPPIXを起動したら、Software RAIDドライバを読み込みます。RAID0ならraid0、RAID1ならraid1です。以降、作業はすべてrootで行いますので慎重に行って下さい。

# modprobe raidX

でドライバが読み込めるはずです。
続いて/etc/mdadm/mdadm.conf(システムによっては/etc/mdadm.confかも)を編集します。この段階では対象となるハードディスクデバイスのみを記述しておきます。

DEVICE /dev/sd[ab][0-9]

sdの部分は対象となるディスク名で変わるので気をつけて下さい。この表記では/dev/sdaと/dev/sdbが対象になっています。パーティションは0から9が指定されていますが、存在しない番号は無視されるので、通常は0-9で問題ないと思います。
RAIDメンバを確認します。

# mdadm --examine --scan
ARRAY /dev/md0 ...
ARRAY /dev/md1 ...

というようにRAIDデバイスの一覧が出力されます。確認したら、これをmdadm.confに追記します。

# mdadm --examine --scan >> /etc/mdadm/mdadm.conf

これで設定ファイルの準備ができたので一つずつ有効にしていきます。

# mdadm --assemble /dev/md0
# mdadm --assemble /dev/md1

有効にしたデバイスを使用することができます。