#keywords(CCP4,使い方)
 各種プログラム使用方法
 #floatcontents
 * CCP4を使ってみる [#fe1fbb53]
 ** CCP4を使うとは [#pc581633]
 CCP4を使うといってもCCP4は一つのプログラムではありません。様々なプログラムが集まったプログラムスイートなので、使い方といってもプログラムそれぞれ。CCP4を使いこなすということは状況に応じたプログラムを選択する、そのように言い換えるのが適切かも。~
 大量にあるプログラムを使いこなす上での入り口となるのがCCP4iです。
 
 - [[CCP4iを使ってみる>./CCP4i]]
 
 ** 各プログラムの使い方 [#j988ad5d]
 さまざまなプログラムがパッケージされているCCP4 Program Suite。大きなプログラムは別として、細かなツールもいろいろあります。普段何気なく使っているそんなツールを紹介しましょう。~
 基本的にはCCP4iを使って実行します。
 
 - [[PROCHECK]]
 - [[RAMPAGE]]
 - PROCHECK -- ラマチャンドランプロットを描く(古い)
 - RAMPAGE -- ラマチャンドランプロットを描く(最近はこちらを使う)
 - CROSSEC -- 異常散乱因子の計算値を求める
 - [[FFT]] -- MTZから電子密度マップを作成
 - MAKECIF -- PDBファイルからリストレインを含むCIFファイルを作成
 - DIFF2JPEG -- 回折イメージをJPEG形式に変換
 
 - [[プログラムリスト>./プログラムリスト]]
 
 ** Reflection Data Utilities [#y66db0a5]
 *** Edit MTZ File (SFTOOLS) [#x3061abf]
 生成済みのMTZファイルを修正したい時などに使います。
 
 - set or change header information
 - reduce to asymmetric unit
 - expand to lower symmetry
 - sort reflections
 - reindex reflections
 - merge reflections
 - delete reflections
 - delete columns
 - generate Hendrickson-Lattman coeffs
 - generate Dano from F(+) and F(-)
 
 といった機能があるようです。~
 わたしが使ったことがあるのは「set or change header information」で、これで空間群や格子定数を修正することができます。その他、Title information、Column labels and types、Dataset wavelength informationなどのヘッダ情報も修正できるようです。~
 わたしの場合は、空間群がなぜか「P」になっていて、それを「P1」に修正するのに使いました。ちょっと便利なツールです。