* Raster3Dのインストール -- &Vine5; [#a2019376]
 specファイルからのインストールとソースファイルからのインストールを確認しました。
 
 ** RPMの作成(Raster3D 3.0) &Vine5; [#t81c5371]
 #anno2(2011-11-18 : 作成)
 Raster3Dがいつの間にか3.0になっていたので3.0用specファイルを作成しました。~
 Vine5のgfortranはFortran95なのでビルドできません(Fortran2003が必要みたいです)。そのため&color(red){''Intel Compilerを使います''};。ここでは11.1を使いました。2.9と同様に公式サイトにRPMバイナリが提供されていますのでそれを使う方が簡単かも。なお、Vine5のgfortranでビルドしたい場合は2.9を使って下さい。~
 Intel Compilerはあらかじめインストールしておいて下さい。
 
 *** aptでインストール [#q5bbced6]
 - libtiff-devel
 - gd-devel
 
 *** RPMのビルド [#ub3fb8ea]
 ファイルを配置します。公式サイトからソースRPMパッケージを取得してインストールするのが簡単です。
 - Raster3D-3.0-2.src.rpmを取得してインストールします。
  % rpm -ivh Raster3D-3.0-2.src.rpm
 続いて~/rpm/SPECSに以下のファイルを配置して下さい。
 続いて~/rpm/SPECSに以下のファイルを配置したのちビルドします。
 - &ref(raster3d-3.0-2vl5.ifort.spec);
 
  % cd ~/rpm/SPECS
  % rpm -ba raster3d-3.0-2vl5.ifort.spec
 
 成功すると~/rpm/RPMS/i386以下にRaster3D-3.0-2vl5.i386.rpmが作成されるのでインストールします。
  # rpm -ivh Raster3D-3.0-2vl5.i386.rpm
 以上です。
 
 ** RPMの作成(Raster3D 2.9) &Vine5; [#vf46929b]
 #anno2(2010-03-23 : 作成)
 Raster3DはSRPMパッケージが提供されていますがMakefileを修正する必要がありましたので結局.specファイルからRPMを作成します。~
 オリジナルのspecファイルを確認したところ、libjbigというのをリンクしてましたが、意味があるかどうかは不明。念のためそのままにしてありますが、情報があればお寄せ下さい。~
 動作確認してませんが、公式サイトにRPMバイナリが提供されていますのでそれを使う方が簡単かも。
 
 *** aptでインストール [#qdba8587]
 - libtiff-devel
 - libpng-devel
 - libjpeg-devel
 - libtiff-devel
 - libjbig-devel
 - gcc-gfortran
 
 *** RPMのビルド [#a7d1c399]
 まず、ファイルを配置します。RPM作成ディレクトリを~/rpm以下とします。
 :~/rpm/SPECS/|
 -- &ref(raster3d-2.9-2vl5.spec); -- 公式specを修正したもの(&color(red){''Raster3D 2.9-2用''};)
 -- &ref(raster3d-2.9-vl.spec); -- 公式specを修正したもの(&color(red){''Raster3D 2.9-1用''};)
 
 :~/rpm/SOURCES|
 -- Raster3D-2.9-1.tar.gz またはRaster3D-2.9-2.tar.gz -- 公式サイトよりとってくる
 -- &ref(Raster3D-2.9.patch); -- Makefile修正用(2.9-1、2.9-2共通)
 
 以上のようにファイルを配置したらSPECSディレクトリに移動してビルドします。
  % cd /home/foo/rpm/SPECS
  % rpm -ba raster3d-2.9-vl.spec
 SRPMパッケージが不要の場合は''rpm -bb raster3d-2.9-vl.spec''でOK。~
 無事にビルドできると/home/foo/rpm/RPMS/i386以下にRaster3D-2.9-1vl5.i386.rpmファイル、/home/foo/rpm/SRPMS以下にRaster3D-2.9-1vl5.src.rpmができます。''vl5''の部分はディストリビューションによって異なります。
 
 *** 作成したRPMファイルをインストール [#a9bc57a6]
  # rpm -ivh Raster3D-2.9-1vl5.i386.rpm
 でインストール。実行形式のrenderファイルは/usr/local/binにできるのでパスを通せば使用可能です。
 
 ** ソースからのインストール [#s616e22a]
 #anno2(2010-03-23 : 追加。Thanks to かど氏@みんなのひろば)
 Makefileにパッチを当てるので以下のファイルを適当な場所に置いて下さい(RPM作成に使ったのと同じ)。
 - &ref(Raster3D-2.9.patch);
 
  % tar zxvf Raster3D-2.9-1.tar.gz
  % cd Raster3D-2.9-1
  % patch -p0 < ../Raster3D-2.9.patch
  % make linux-gfortran
  % make
  # make install
 
 これで、/usr/local/bin以下にファイルが作成されます。